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2019.10.11
屋根・外壁リフォーム
今日は、台風が近づいていますので、屋根・外壁のリフォームをさせていただいたお客様の施工例を書かせていただきます。
お客様は、小学校と中学校時代の恩師であり、今は、自分で笠間焼のお雛様を創りながらギャラリー櫻というお店を経営しています。
その築50年の店舗改修工事の内容を報告させていただきます。
まず、屋根はセメント瓦でした。今は製造されていません。セメントですから劣化が進んでいます。
また、肝心の下地になります防水紙が完全に劣化して穴も開いています。
天井裏から屋根を覗くと光が見えました。その様な状況ですから雨漏りもしていました。
ですが、なかなか工事をする決断が出来ずにいたところ、笠間市のリフォーム補助金が出ることを知りました。
それも、店舗なので20万円まで出ることになりました。個人住宅の場合は、上限で10万円です。その補助金により決断が出来ました。
最初にセメント瓦を下ろし、次に12ミリの合板を貼ります。
そして、防水紙のアスファルトルーフィングを貼った上に、ガルバニウム鋼板を貼る工事です。
瓦から鉄板系の軽い材料で屋根を仕上げることにより、耐震性が30%位向上します。
また、地震で家の外に出る時も安全ですし、台風の突風が吹いた時でも、古い瓦の葺き方だと一枚一枚釘やビスで留めていないために
飛ばされてしまうことが度々ありますが、ガルバニウム鋼板の場合は、一枚一枚ステンレスの釘で留めていくので突風で飛ばされる
リスクは低くなります。
7月に工事をさせていただいたので、その後何度か台風が通過しましたが、何事も無く過ごすことが出来ました。
お客様からも安心ですと喜ばれています。
最後に外壁塗装です。仕上げ材が板張りのため、板の表面をきれいに仕上げることがポイントです。
その上で、下塗りをしっかり塗ってから、上塗りを2回します。
その様に仕上げても板張りの塗装の劣化は、サイディングやALCの下地に比べると早いのでメンテナンスは大変です。
今回は、きれいに仕上がりましたが、また5年以内には塗装することをお勧めします。
最後に、塗装屋さんのご好意で、モルタルの壁や看板などのカビを落としてもらいました。塗装屋さんありがとうございました。